2007年1月アーカイブ

早稲田通り

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 東京で渓流関係の飲み会のため、仕事を少し早めに切り上げて休みをもらった。

 会が始まるまでやや時間があったので、目白の切手博物館に寄ったが、閉館寸前になってしまい、入館できず。
 やむなく、高田馬場まで足を伸ばして、馬場から西早稲田までバスに乗り、早稲田通りを歩いて古本屋めぐり少々。

 つい先日までこの町で暮らしていたような気がするのだが、二十歳前後だったかつての青年は今、五十歳を越えている。
 その落差がどうも実感できない。

 飲み会は宴たけなわに達したが、帰宅するタイムリミットになったので、失礼してきた。

 サイトに阿部善雄著『最後の「日本人」』と潮見三郎著『竿師一代』の読書ノートと大日峠の山行記を追加。

始動

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 ひさびさにじっくり農作業。

 菜っぱ予定地、ジャガイモ予定地、豆類予定地を管理機で耕耘。

 冬のあいだ荒れた感じだった畑も、きれいに耕すと見た目がよい。
 耕さずに野菜を栽培する方法もあるが、日本のやり方は、耕して草を取って鳥や虫と戦って収穫するのが王道だろう。

 10メートルのトンネルを1本作って、ラディッシュと葉大根の種まき。
 この季節はネギばかり食っているので、身体が新鮮な野菜を欲している。

 畑仕事の前とあとに、無慮10日分ほどの薪作り。

 阿部善雄『最後の日本人』読了。

大日峠

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小判沢の金精様

大日峠の神像

キジムシロ

枯れたコウヤボウキ

ヤブコウジの若い実

クアパレス近くから望む「ようばけ」


 24日にランニングしてたら、アキレス腱が痛くなって階段の登降にも不便をきたしていたが、多少よくなったので軽い山歩きに出かけた。

 本日の行き先も品刕山地。
 小鹿野町の小判沢集落から大日峠を越えて札所32番。
 そこから尾根伝いにクアパレス小鹿野(日帰り温泉)へ戻る。

 全行程2時間ほどのウォーキングだった。

 山は植林地と雑木林だったが、まだまだ冬枯れた風情の中で、キジムシロが咲いていた。
 今年初めて撮った野の花だ。

 ところで、山にとりつく小判沢集落で、上屋つきの立派な金精様を見た。
 子授け神とか農耕神とか、また金属神とか、いろいろなことが言われているが、決定的なことがよくわからない。

 品刕周辺は比較的新しい堆積層らしいから、金属が出そうには見えない。
 子授け神か農耕神のどちらかの方が、的を射ていそうな感じがするが、どうなんだろうか。

 帰宅途中に畑に寄って、ジャガイモ予定地に石灰撒き。

 帰宅後煙突掃除。

社会史の意味

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 たいへんよい天気が続いているのだが、今週末にはまたも南岸低気圧が接近するので、雨か雪が降りそうだ。
 軽い雪程度なら農作業には問題ないかもしれない。

 網野善彦氏の『歴史としての戦後史学』『東と西の語る日本の歴史』の読書ノートを追加。

 鎌倉おやじさんの読書に触発される点多し。

納豆払底解消

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 納豆払底の原因がやらせだったことがわかって、納豆の在庫が入手できるようになりそうで何よりだ。

 やらせといえば記憶に新しいのが、教育基本法改正をめぐるタウンミーティングに関するやらせ事件だが、そっちの方はいつの間にかウヤムヤになってしまった感がある。

 国民の意見を聴いた結果、改正賛成の意見が多かったから強行採決して改正したわけだが、それが国民の意見じゃなくやらせだった。
 これは手続き的にいかがなものか。

 やらせをやらせた関西テレビもいい加減だが、スポンサーが引き上げるようだから、番組を続けるのはむずかしかろうし、責任者はそれなりの責任をとることになるだろう。

 しかし、納豆と教育基本法では、問題の深刻さに大きな違いがある。
 政府は、多額の税金を使って国民を欺くための謀略をめぐらしたのだから、これは国家的背任である。
 それを忘れてはいけない。

観劇な日

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 朝から例年感動をもらっている演劇鑑賞。

 劇の概要はこちら

 去年はこんな感想を持ったし、一昨年はこんな感じだった。

 純な気持ちで自分を精一杯表現しようとする高校生に、今日もいっぱいの元気をもらってくることができた。

 帰宅後、米味噌の仕込み。

 写真は、観劇の前にちょっと寄った姿の池で見たカルガモ。
 先日とちがって、今日はたくさんで群れていた。

人とサル

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 朝から荒川水系渓流保存会の飼育池で作業。

 気温は1.5度と低いものの、積雪がないので自動車で池まで乗りつけることができて何より。

 稚魚たちは元気。

 池からの帰りにいつものところでサルの群と遭遇。
 パナFZ-5を持っていたので、車の中から撮影したのが上の写真。
 車の中にいる人間は手出しをしないと知っているので、悠々と草を食っているが、目はしっかりとこちらを向いていて、警戒は怠っていない。

 山間地はどこもそうだが当地も、人間が少なくなるとともに、野生動物が進出してきて、摩擦を起こしている。
 残った人間は老人が多いから、人よりサルやイノシシの方がでかい顔をしている。

 もののけ姫的世界のように見えるかもしれないが、それはちがう。
 ほんらい人が住んでいるべき場所に人がおらず、野生動物たちは、ほんらい住むべき場所から出てきて、人が少なくなった場所へ殴り込みをかけてきている。

 現状は動物たちにとっても反自然だ。

 午後は農作業。
 枯れ草燃し。
 トンネル予定地に石灰と鶏糞散布。

 帰宅後、煙突掃除・薪作り。

凍らない田んぼ

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 最低気温は相変わらず氷点下3から4度前後にとどまっている。

 このあと強い寒気が入るケースはしばしばあるのだが、継続的に寒い時期は今がピークのはずだから、この冬は暖冬に間違いない。

 エルニーニョの影響とやらによってこの夏が曇りがちで、気温が上がらないなどということがないように願いたい。

 先日の山歩き(じつは出張での山歩きだった)の帰りに、田んぼの横を通ったのだが、部分的に結氷してはいたものの、いくら昼間だとはいえ、谷間の田んぼに水がたまっていて、まるで早春のような風情だった。

 わたしが秩父に来た約30年前には、水のはけない谷津田は天然のスケートリンクと化していた。
 いわゆるスケート場も複数営業していたし、関越自動車道がまだ未通だったから、スキーブームも訪れておらず、田んぼリンクで足を磨いた若者たちは皆、スケート上手だった。

 今やスケート場は、その後営業を始めたところを含めてすべて閉鎖となったから、秩父の子どもはもう、スケートをやらなくなっただろう。

 当ブログへのスパムコメント攻撃が激しくなってきた。
 デフォルトのスパムブロッカーをすり抜けて表に出るスパムが出てきたので、対策を強化。
 プラグインのスパムルックアップキーワードフィルターに、「ないす」「くーる」「さいと」などの英単語を追加した。
 これでスパムがサイトに反映されることはとりあえずなくなった。

 『古文書返却の旅』の読書ノートを追加。

育つ稚魚

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 午前中、荒川水系渓流保存会の飼育池に行く。

 この冬は一貫して暖かく、最も寒さが厳しいはずのこの時期にして水温は5度。

 おかげで孵化した在来イワナの成長がやけに早い。

 スイノウをくっつけているので自由に泳ぐことはまだできないが、人影に驚くと写真のように懸命に逃げて他の稚魚の下にもぐり込もうとする。
 もうしばらくたてば、餌を食べることを教えなければならない。

 午後は薪作り、煙突掃除。

 『追悼記録 網野善彦』の読書ノートを追加。

低山縦走

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マゴジャクシ

北から見た品刕

お船観音

品刕近くから見た両神山


 早朝から若い人たちと山歩き。
 秩父鉄道の武州日野駅から天宮尾根にとりついて、コンパスと地形図をにらみながら、まずは品刕へ。

 文殊峠で大休止をとって釜ノ沢五峰への尾根を行き、ヤブこぎで亀ヶ岳コース途中に直行して札所32番に下山、西武バス松井田バス停まで歩くという、素晴らしい低山縦走を完成させることができた。

 何度かルートミスもあったが、若者にとってはいい経験になったことと思う。

 赤坂憲雄編『追悼記録 網野善彦』読了。

納豆払底

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 スーパーで納豆が払底しているらしい。
 なんでも、ダイエット話がテレビで取りあげられたからとか。

 たぶん20年近く、毎朝みそ汁と納豆を食っているが、べつに健康のためではなく、うまいからだ。
 テレビのとばっちりで毎朝納豆が食えなくなったら、いい迷惑だ。

 でも自家製納豆なら、かんたんに作ることができる。
 しっかり蒸した大豆に、店で売ってる納豆を数粒くっつけて、こたつの中などで保温する。
 納豆菌は熱に強いから、熱い大豆を冷ます必要はない。

 一昼夜で納豆菌が蔓延して大豆の表面が白っぽくなったら成功。
 この状態でも食べられるが、1から2日間冷蔵庫で保存して熟成させた方が味はよい。
 写真は、6年前に作った自家製納豆。
 畑で栽培した大豆を使って作ったものだ。

カメムシ異変

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 本格的に仕事が忙しくなってきた。
 先日など、7時過ぎまで働いていたら、建物が施錠されてしまい、危うく閉じこめられるところだった。

 このところ、最低気温は氷点下5度前後なのでまずまず平年並みだが、なぜか今年は水道管が凍結しない。
 暮れまで暖冬だったため、地温が高いのだろうか。

 この冬のもう一つの異変は、晩秋に掃いて捨てるほど訪れるクサギカメムシが、さっぱり家に入ってこなかったこと。
 本のすき間にカメムシがびっしりと詰まっているのはいい気持ちではないが、それも山暮らしだと思っていたのだが、どうしたのだろうか。
 クサギカメムシだけでなく、屋内で越冬するテントウムシも例年より少ない。

 これらは何を意味しているのだろうか。
 これらの現象と今年の農作物の出来には、何か関係があるのだろうか。

 ところで eTrex Legend がガーミン社代理店のいいよねっとから早くも戻ってきた。
 壊れたユニットを新しいユニットに交換してくれたようだ。

 保証期間は切れていたのだが、修理費用は思ったほどかからなかった。

カモを見からる

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 朝から若者たちと浦山ダムへ鳥見。

 望遠鏡で見るのだが、老眼と近眼が進んだため、カモを数えるのはちょっと無理だった。

 今日はなぜか、浦山ダムの鳥の姿が少なかった。
 この若者たちは、こんな活動をしている。

 その後、姿の池に行ってみたが、こちらにもカルガモ2羽と黒っぽいカモ1羽しかいなかった。
 写真は、姿の池で撮ったもの。

 望遠に強いFZ-5(+テレコン)でも、三脚を使ってこの程度にしか撮れない。
 でも、鳥撮りレンズなど考えてると底なし沼に落ちるから、なるべく考えない。

 帰宅後、薪作り・煙突掃除。

風の花

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 低気圧が去ると冬型の気圧配置となる。
 関東平野は北西から乾いた強風に見まわれる。
 この時期、自転車で通学する高校生にはつらいが、皆それに耐えている。
 ただ、風向きはほぼ一定なので、登校時に向かい風だった生徒にとって、下校時の風は順風となる。

 今日の市街地は、空っ風のそんな一日だったようだ。
 しかしこちら秩父の山間部では、強い冬型の日に、日本海側から伸びた雪雲の先端が両神山にかかる。
 すると吹き下ろす風とともに激しい風花が舞って、あたかも降雪を見たような感じとなる。

 雪は音もなく降り積もるが、風花は強い風を伴うだけで、積もることはほとんどない。
 今日は、晴れたり曇って風花が舞ったりの一日だったが、風は終日ひどかった。

 というわけで、今日はパン焼き・薪作り・麦踏みしかしない日だった。
 今日はキビ粉をまぜて焼いてみたが、分量が少なすぎたのか、キビパンらしい味はあまりしなかった。

 ずいぶん酷使したGPS、eTrex Legend が不調につき、修理に出す。
 修理はアメリカでするそうなので、当分帰ってこない。

雪降る日にはパンを焼こう

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 今年の初雪。
 午後から雨になったので、さほどの積雪にならなかったのは幸い。

 この天気では何もできないので、昼に炭火パン焼き。
 夜に明日のパン用粉挽き。
 明日はキビ粉入りパンを焼いてみるつもり。

 『ムラは語る』の読書ノートを追加。

蜂の子

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 過日の関西旅行の帰りに、伊那インター近くの「産直市場グリーンファーム」に寄り道した。

 大規模な産直市場なのだが、並べてある品物の種類がべらぼうに多いし、ちょっと見たことのないようなものまで並んでいるし、安い。

 ちなみに生きたダチョウやツキノワグマも飼われているが、これは一体どうするのだろう。
 並べてある品物を見てるだけで半日くらいは十分につぶす価値があるだろう。
 このお店のポリシーなどについては、こちらに詳しい。

けっこうでかいクマ


 南木曾岳に登った帰りにざざ虫の佃煮を買ったのはこのお店。

 今回は同じ売場で見つけた蜂の子の煮物を購入。750円。
 ざざ虫も美味かったが、蜂の子は高級食材に匹敵するうまさ。

 『従軍慰安婦』の読書ノートを追加。

仕事始め

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 本日より仕事始め。

 また忙しくなるが、春はもうすぐだ。

 『南極点』『ワーキングプア』の読書ノートを追加。

 定例通院。

炭焼きパン

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 今日も終日在宅。

 先日の炭焼きパンが今ひとつだったので、今日もパン焼き。
 今日の粉は、スーパーで買った強力粉と自家製小麦粉を混ぜたもの。

 自家製小麦は、こんな感じで作っている。

 昨夜、手回し製粉器で150グラムを製粉した。
 フスマのついたまま挽くので、汚白色の全粒粉になる。

 こたつに入れて発酵させるが、発酵速度はやや遅くなる感じ。
 炭をおこした七輪にダッジオーブンを乗せ、整形した発酵済みパン種を入れてふたをし、一気に加熱する。

 オーブンのふたに赤い熾き炭をどんどん乗せる作業は、ひどく暑い。
 どんなに寒い日でも、この作業をやるときにはTシャツ1枚になる。
 パンをこねるのも力仕事だが、バン焼きはさらにスピードが必要だ。

 こうしてできたパンを熱いうちに食する。
 澄んだ味の、もっちりとした、腹にたまるパンができるのだが、半日かかる大仕事なので、ふだんの土日などにはなかなかできない食べものなのだ。

熊野の食2

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じゃばらポン酢

早香


 最低気温がようやく氷点下5度を下回った。
 これで例年並みだが、暖冬に慣れていたので寒さが身にしみる。

 午後から集落の新年会に出た以外は、のんびり過ごした。
 結局、何かしら食ってばかりいるわけだが、熊野で入手した美味なるものをまた少しご紹介。

 じゃばらとは、三重県北山村に特産する柚子に似た柑橘で香りがよい。
 上はじゃばら果汁を使ったポン酢。
 この時期、マトモな豆腐を使った湯豆腐をこれで食する。
 じゃばらは花粉症によいという話もある。

 下は早香。
 温州みかんとポンカンとの交配種だそうだ。
 味はポンカンに似て甘く、袋はミカンのようにはずれやすい。
 新宮のミカン屋さんによると、見た目が今ひとつなので値もさほどではないらしいが、味と食味は抜群である。
 大阪あたりに住んでればひとっ走り買いに行けるのだが、関東の山奥にいては、そんなわけにもいかない。

2023年8月

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