常念岳

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常念さん2


 終日、農作業。

 こんにゃくの植えつけ。
 昨年はかつてなかった超不作だったので、キゴが全然足らない。
 すなわち、来年の種芋がないのだが、今年は問題ない。

 草むしり。
 いんげん・落花生・とうもろこし予定地の耕うん。

 写真は今日も常念岳。

 松本盆地から望む常念岳は、周囲の高山を圧して飛び抜けて高く、純白で雄々しい。
 常念岳を仰いで畏敬や憧れの思いを持たない人は、いないだろう。
 常念岳のように立派な人間になろう、と子どもたちに呼びかければ、「はい!」という元気な答えが返ってくるに違いない。

 かつて、武甲山もそのような山だったはずだ。
 盆地の入口に高く屹立して、人々を見下ろし、武田侵攻のような非常時には妖力によって侵略者を撃退してくれた。
 沢水は人々の命をつなぎ、盆地に流れる伏流水は美酒を醸した。

 しかし、秩父の民はお金を得るために、武甲山を売った。
 今の武甲山はもはや、山の姿をしていない。
 秩父の民は子どもたちに、「武甲山のような人になれ」とは言えない。

 セメント会社を責めているのでない。
 武甲山を売った「有識者」の不見識を忘れるわけにはいかない。

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