まずまずの好天が予想されたので、大菩薩の長峰(ながね)を歩いてきた。
昨年あたりから運行している、甲斐大和駅から上日川峠への登山バスは、とても便利なので、いつも混んでいる。
大菩薩山塊を歩くのに、まことにありがたい路線ではあるが、車内でテープ放送の案内もないし、運転手も黙ったままで、バス停があっても、乗客が降ろしてくれと言うまで、始発から終点までひたすら突っ走るというのは、いかがなものかと思う。
ダム湖を過ぎたあたりから気が気じゃなくて、前方に小屋平のバス停が見えたところで、数名の乗客が「降ろしてください」と叫んだら、急ブレーキをかけて止まってくれた。
石丸峠の先までは一般ルートなので、問題なし。峠から富士山の展望は、やや春霞がかかってはいたものの、まずまずだった。
分岐から長峰に入ると、かなり手ごわい笹ヤブだったが、平坦な部分は一般ルートと言ってよいほど、しっかりした踏み跡だった。 山ノ神から拓道橋までは踏み跡不鮮明な部分が多かったが、どうにか、道を外さずに歩ききることができた。
日川も葛野川もダムに沈み、情けない限りだが、新緑の鮮やかさは、すばらしかった。
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