自然的基礎

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 午前中は、パン作り。
 午後、農作業用具整理棚兼靴棚作り。
 玄関が滅茶苦茶なので、多少なりとも整頓したいのだが、時間切れで完成には届かなかった。

 夕方前から畑に行って農作業。
 大量の水汲みと潅水。
 ジャガイモの植えつけ少々。

 福島と茨城の農産物から規制値以上の放射能が検出されてしまった。
 頭ではわかっていたことだが、大変なことになってしまった。
 大変なのは、基準を多少超える程度の放射能が検出されたことではない。

 このことによって、日本の消費者がまたパニックを起こし、福島・茨城の農家・酪農家が窮地に陥りかねないことが、大変なのである。
 福島・茨城の農業を救わなければならない。
 出荷の自粛など、必要ない。大人は、福島・茨城県産農産物を買うべきだ。

 今年の年頭に、日本列島で暮らすとはどういうことか、考えていた。
 要点はだいたい、以下のようなことである。

 ものの考え方の基本は、日本列島の自然的基礎の上に置かれねばならないと、思っています。

 列島の自然的基礎とは、日本海流・対馬海流の二つの暖流の存在と、太平洋・フィリピン海・ユーラシア・北アメリカの四つのプレートの存在、そして太平洋とシベリアから吹き出す二つの季節風です。

 自然的基礎を具体的に言えば、暖流の存在によって温暖・多雨である点、四つのプレートの境界線上に位置しているが故に隆起した、急傾斜で崩壊しやすく、火山の多い大地で暮らさねばならないということである。

 この大地で、大平原を有する国と競争可能な農業をめざすということ自体が、論理的に意味をなさない。
 列島の祖先は、この大地で暮らすのに最もふさわしい知恵や技術を、一万年もかけて磨き上げてきたのだ。
 それをきちんと受け継ぐことが、列島で暮らす上で、最も賢明な道なのである。

 今日もまた、ずいぶん強く揺れた。

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2023年8月

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