センブリ
午前中は農作業。
タマネギ苗の植えつけ(一部のみ)。
イチゴ苗植えつけ準備。
農作業はほどほどに切り上げて、秩父市内で行われた、黒沢和義さんと山中豊彦さんの講演会に出かけた。
黒沢さんは、『秩父鉱山』に書かれた内容を、よりわかりやすく話された。
彼が語る秩父鉱山は基本的に、聞き取りをメインに構成されている。
体験者の語りが秩父鉱山がかつて持っていた「輝き」の部分が中心になるのは、やむを得ない。
しかしおそらく、秩父鉱山にも「陰」の部分があっただろう。
例えば足尾銅山には、朝鮮人労働者が酷使されていた史跡が残っている(と記憶する)。
秩父鉱山にも朝鮮人労働者が使われていたという記録も、ずいぶん前に見た記憶がある。
自分は歴史屋だから、光と影の両方を見たくなる。
山中さんは、白井差という集落(ここに暮らしているのは山中さん一軒のみである)について、いろいろと話された。
一つ一つの話がとても興味深く、もっと詳しく聞きたいポイントばかりだった。
白井差の歴史・自然・暮らしについて、いつかじっくり語っていただきたいものだ。
写真は先月、子ノ権現近くで見たセンブリの花。
以前は日当たりのよい秋の山道でしばしば見かけたものだが、最近ほとんど見なくなった。
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