OLYMPUS E-510+14-54mm F9.0 1/40 ISO100
朝日連峰周辺の森と沢に行って来た。
天候は非常に不安定で、晴れ間が見えたかと思ったら、たちまち集中豪雨の如き驟雨に見舞われるといった感じだった。
今日は、飯豊の梅花皮荘で汗を流して帰ってきたのだが、穏やかに流れていた玉川が数分のうちに濁流と化すのを目撃した。
飯豊や朝日の沢では、源流部で激しい雨だとわかったら、急いで逃げなければ間違いなくやられる。
ところがわれわれの場合、土日とも、森や沢を歩いているときだけは降られなかった。
これはよほどの幸運だった。
昨日は、三面川支流の某沢で遊んだ。
遡行の易しい美渓だったが、イワナはすこぶる上機嫌だった。
山ヒルに一ヶ所食われたのを除けば、言うことなしだった。
昨日は小国町五味沢の民宿「美和」に泊まり、今日は、荒川源流のブナ林を角楢小屋まで散策してきた。
巨木というほどの大きな木は見なかったが、ブナ・トチ・ミズナラ以外の高木は全く生えていない、典型的なブナ原生林だった。
みごとなブナ林を見ることができた一方、山形県における深刻なナラ枯れを至るところで目撃した。
有効な手が打たれないと、大変なことになるのは必至だ。
写真は、「美和」の向かいの田んぼ。
このあとしばらくは晴れ間も見えたのだが、午後から激しい雨になった。
山形や秋田の方までナラ枯れは進んでいるようですね。佐渡島や新潟の石打でナラ枯れを昨年目撃しましたので、気にかけていました。
画像の山の所々に赤茶けた個所がパッチワークのように薄く見受かられますが、これは、ナラ枯れでしょうか。
飯豊でも朝日でも、ナラ枯れの進行は深刻でした。
霧でぼやけていますが、対岸の山の赤っぽいところは全てそうです。
ミズナラが枯れはじめて3年くらいだそうですが、赤く見えるのはこの夏に枯れたところです。
若い木も大木も関係なく、どんどん枯れていました。