先日の木曽山行の帰りに、伊那インター近くのグリーンファームというお店でざざ虫の佃煮を買った。
これは先日、鎌倉おやじさんのブログで紹介されていた食べもの。
渓流釣りをしない方にとってはほとんどなじみがないと思うが、標準語では「クロカワ虫」と呼ばれるトビケラの幼虫。
水中の小石を綴り合わせて作った巣を、渓流の玉石にくっつけて暮らしている。
黒くて長い、グロテスクな姿をしている上、こいつを鉤につけて釣ってもあまり釣れない。
でも、岩手県気仙川本流では、これを使って大ヤマメを釣ると聞いた。
エサ箱に数匹入れておくとすぐに噛み合いの喧嘩をし始め、みんな弱って死んでしまう。
どうもかわいげのない虫だが、この虫の成虫を模した毛鉤(エルクヘアカディス)はヤマメといわずイワナといわず、日本の渓流ではこれ一本あれば釣りになるといってよいほど万能のフライだ。
その虫を食べるという話を聞いていたが、調理済みの実物を見たのは初めてだったので、さっそく試食した。
佃煮だからしょうゆ味が強いのは当然だが、基底にとてもしっかりしたうま味がある。
これは虫の味だろうか。
いずれにせよ、これほどのものなら、長野県あたりでよく食べられているのに何の不思議もないと思ったのだった。
おはようございます。長野県でも飯田のほうでは食べるとか聞いたことがありますが私はまだ食べたことがありません。いづれどこかで売っているだろうと思っていますが、おいしいんですね。楽しみから。
こんばんわ。
こちら三浦半島ではこのざざ虫なるものはついぞ聞きなれない虫ですがイナゴは昔まだ田園地帯が残っていた頃、母がよく一山超えた田んぼに行き捕ってきて佃煮にしてくれました、当時は今のように大した食べ物にも恵まれていなかったので非常に美味しく感じました。
先日テレビでやってましたが
大体の昆虫は食べられるそうですね、特にカマキリをてんぷらにするとちょうど海老のような味だそうです、おまけに栄養分は他の動物性の肉類と比べても比類の無いほど良質なたんぱく質だそうです、カマキリもバッタの仲間ですのでイナゴを食べるのと大差は無いと思います、ざざ虫はどんな臭いがするのかわかりませんが大体どんな昆虫でも醤油で佃煮にすると美味しく食べられるのではないかと思います、もっと昆虫類を食べたほうが良いのかもしれませんね。
ミケさん
カミキリムシが珍味とするとこちらは美味と思います。これは伊那地方独特の食材のようですね。
ちょじさん
日本人はもともとかなり昆虫を食べていたようです。ニューギニアあたりではタンパク質のほとんどを昆虫に依存していたはず。肉食よりはリーズナブルな食材ではありますね。
吉瀬さんのリンクのお陰で沢山の方が小生のボロブログにもお見えになりました。
昆虫食はアフリカにもあります。ざざ虫をバカにする方もいるのですが、自分は素晴らしい食文化だと思います。
そして吉瀬さんが言われる様に肉食よりも理がかなっているように思えます。
昆虫食とゲテモノ食いを混同している向きもありますが、大量の穀物を与えて飼育した家畜を食うより、身近な昆虫でタンパク質を摂取する方が無駄がないですね。
わたしはしかし、釣り餌としてはクロカワ虫より鬼チョロ(カワゲラ=ストーンフライ)の方が好きです。
魚もこちらを好んで食いついてきますから。
カワゲラでなくトビケラが食べられているのはおそらく、こちらの方がずっとおいしいからでしょうね。