引作の大クス

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 「熊楠と巨木と熊野」をテーマにお出かけをしてきた。

 熊野の山は、ちょっと眺めただけなので、不完全燃焼。

 熊楠記念館は、ハコモノとしては小さなものだったが、見ごたえがあった。
 展示物の中で最も強烈な印象をもったのは、熊楠の厖大な抜き書きの一部。
 彼と同じく大英博物館でノートをとったマルクスを想起させられた。

 熊楠の巨木は、高原熊野神社の大クス、野中の一方杉、引作の大クスの3ヶ所を見てきた。
 いずれも開いた口がふさがらないほどの巨木だった。

 写真は引作の大クス。
 いかがだろうか。

コメント(4)

こんな巨木があるんですか!びっくりです。

熊楠の話は聞いたことがありますが大きいですね!地下水が深いところにある場所では根がどんどん伸びることが出来るので巨木が育つとか言いますが、そうなんでしょうか。いいものをご覧になりましたね。

安谷さん、こんにちは。
こちらでは、はじめましてですね。

いやから驚きました!
こんなクスの巨木があるんですねぇ!
樹齢はどれくらいになっているんでしょう・・。

はちさん
 開いた口がふさがらないとは、このことです。
 ほんとにでかい木ですね。

ミケさん
 かつてこの地域の神社には、このような巨木がたくさんあったそうです。
 明治末期に、神社の合祀を口実として、巨木が片端から伐採される中、南方熊楠が伐採反対を唱えて奔走した結果、数本の巨木が残されたとのことでした。
 写真の大クスは、熊楠と柳田国男の連携によって伐られないことになったそうです。

渡部さん
 北海道の写真を拝見して、やっぱりデジ一じゃないとダメだと痛感していたところです。
 コッソリ買っちゃうかも。(^^;

 ところで、わきの説明版には、熊楠のみたところ、樹齢1500年と書いてありました。
 彼がどういう根拠でそれを算出したのか、知りたいところです。

 今回は、熊楠のおかげで伐られずに残った巨木を3ヶ所で見てきました。
 いずれもすごい木ばかりです。

 このあたりはいわゆる熊野古道でして、古くは後鳥羽院が30回近くも、はるばる京都から参詣に通っています。
 後鳥羽院の時代は今から約800年前ですから、彼が歩いていたころには、これらの木はすでに生えていたと思われます。
 まったく、すごい木です。

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