今日もまた、カミキリムシの話です。
ちょっと怒っています。
今日は、トラカミキリの仲間が、ブーンと飛んできました。
忙しく歩いて、サッシのところで立ち止まったまま、膠着していたので、写真に撮り、さてこれはなにトラカミキリか、ネットで調べようとしました。
ためになるページがたくさんあったのですが(スギノアカネトラカミキリについてのページなど)、この写真の種についての同定にはいたりませんでした。
もしご存じでしたら、教えて下さい。(と書きましたが後日、オオヨツスジハナカミキリだとご指摘いただきました)
ところで、イヤな気分になったのは、トラカミキリで検索すると、各種ネットオークションの商品ページが次々にヒットするのです。
「超レア商品」とか「野外採集品」などとうたっているのもあります。
なんで、生き物が「商品」なのか。
とてもやりきれない気分だし、人間はいやな生き物だなと思ってしまいます。
白籏史朗氏の『山に生きる』(大和書房 ISBN4-479-58006-9 C0312 \1400E)には、尾瀬・至仏山や南アルプス・北岳などで盗掘された高山植物が園芸店やデパートで公然と売られていた事実が書かれています。
ここにも書きましたが、われわれは野生の生き物から学ぶことこそ山ほどあれ、売買の対象にするなどというのは、自然に対する大きな罪だろうと思うのです。
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