世間では、先生が不足しているらしい。
埼玉県では、教員免許がなくてもとりあえず採用するという話だ。
一生有効だったはずの免許が、後出し法改正により期限つきとなり、運転免許と同じ更新講習を受けなければ失効することになったのは、10数年前のことだった。
制度が始まったときには、業務多忙が原因で更新講習を受けることができなかった人が免職になるという、衝撃的な話もあった。
それが突如としていま免許がなくてもいいんだヨとは、ずいぶん調子のいい話ではないか。
それにしても、暑い。
埼玉県の県立学校では、保護者の要望により、保護者負担(一部の学校では公費負担)で順次、教室にエアコンが設置された。
受益者負担の原則とやらで、電気代も保護者負担である。
しかし、教員が常駐するスタッフルームに、空調はない。
教員に「残業」という概念のないことがようやく問題視されだしたが、そのことに疑問を感じることは40年間、まったくなかった。
それくらいだから、仕事場に空調がないのも、まぁ当然だと思っていた。
しかし、気温が37度を超え(観測データによる)、保健所や公的機関が「生命を守る行動を」と呼びかける中で、いま、一学期の成績処理という重要な仕事をこなさねばならない。
当然ながら、ミスは許されない。
言い訳になるが、仕事に精一杯だったため、組合活動には今まであまり積極的でなかった。
法によりストライキなどはできないのだが、交渉権は認められている。
これからでも、闘いたい気分だ。
ちょっと元気になってきた。
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