上野に、京都・大報恩寺展を見に行ってきた。
展示の中心(というか自分のお目あて)は、同寺の十大弟子像だった。
十大弟子といっても、われわれ今の人間にとっては、それが誰でそれぞれどういう人だったかなど、調べなければわからないのだが、平安時代人や鎌倉時代人にとってそんなことは、「一般常識」である。
誰もが知ってる彼ら十大弟子のキャラクターを、どのような身体つき・どのような表情で表現するかが、快慶と彼の工房のスタッフに課せられたミッションだった。
へまは許されない。
かといって、キャラの立たない表情に仕上げたのでは、見る人をがっかりさせる。
それにしても、彼らは、いい仕事をした。
見に行ってよかった。
読書ノートに、『センセイの鞄』を追加。
写真は、米山・野田コース、最初の地蔵石仏。
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