酷薄な戦国時代の社会をいきいきと描いた本。
戦国時代史の最近の記事
『百姓から見た戦国大名』より古い本だが、戦国時代の村がどのようにものだったのかについて、縦横に語っている。
戦国時代がどのような時代で、百姓たちがどのように生き、戦国大名や国衆がどのように対応したかを解明している。
武田氏は信虎・信玄の二代で甲信一帯を制覇した。
二代にわたって行われた戦争を追いつつ、どのような政治を行ってきたのかについて、時系列でまとめている。
北条氏照に関連する古城址がどのような機能を果たしていたのかについて、考古学的な知見から立論している。
戦国大名と領民の関係にについてのイメージが、この本を読むことによって、はっきりしてくる。
北武蔵(ほぼ現在の埼玉県域)における、治承の争乱から鉢形落城までの合戦の歴史。
それぞれの戦いに参加したのがどのような武士なのかを含め、とてもよくまとめられていて、わかりやすい本である。
長尾景春の乱に関する論文を一冊に編んだ本。
戦国時代の在地の様相に関する論集。
とても興味深い事例が多数紹介されている。
戦国時代の主として在地のようすについての小論集。
戦国時代の戦場で民衆が戦争とどのように向かい合っていたかを明らかにした本。
本書に書かれているような事実が、一般の戦国時代像からごっそり抜け落ちいてることに驚く。
対外関係を軸として戦国時代・江戸時代初期までを概観した書。
戦国時代の山城紀行。歴史学的な考察した書ではない。
山内一豊と千代を中心に、戦国大名の家族について考察した書。
室町時代後半の関東の内乱状況を概説している。
1960年代後半に刊行された『日本の歴史』シリーズの第10巻。
「大坂夏の陣図屏風」を絵解きした本。
山梨県・長野県内を中心とする、武田信玄関係の史跡ガイド。
武田信玄の生涯と事績についての歴史学的な概説書。
伝説的な部分の大きい信玄像を、より事実に即したものへと修正しようとする意図が感じられる。
文禄・慶長の役(朝鮮側でいう壬辰倭乱)に関する概説。
この戦争については、藤木久志『日本の歴史15 織田・豊臣政権』(小学館 1975)に、要点がまとめられていたと記憶する。
本書は、朝鮮側の史料を駆使して、主として戦闘の経過をやや詳細にまとめている。
兵農分離は、近世史を理解する上での前提条件であり、近世国家・社会は兵農分離によって形成されたと言ってもよい。
自分の理解は、1950年代に書かれた著名な論文の域を出ていないのだが、基本的には、幕藩制国家の成立と前後して、土豪層は下級武士か草分け百姓のいずれかの道を歩むことになり、一方で彼らに従属していた人々は、時間をかけて小農として自立していったというものだった。
信玄・勝頼文書の検討を通して、彼らの実像を書き換えると述べている書。
本の帯には、「文書を徹底的に読みこみ、通説を根本から洗い直す」とある。
東日本に広汎に広がる諏訪神社信仰がどのようなものだったのか、戦国時代を中心に考察している。
タイトルにあるとおり、信玄の古戦場を訪ねる、歴史紀行。
研究書ではない。
坂城町で行われた、村上氏フォーラムの記録。
村上氏は、室町時代から戦国時代にかけて、信州北東部を支配していた武将で、武田信玄と数度にわたって戦い、うち二度勝利したといわれている。
信玄が、というより戦国大名が面白い理由の一つは、ユニークな軍略スタッフが存在する点だろう。
武田信玄のスタッフだった山本勘助もその一人である。
長編歴史エンタテイメント。
信玄の生涯をシンパシーをもって描いている。