2008年3月アーカイブ

本多勝一『NHK受信料を拒否して40年』

 ここでいう「受信料」とはおそらくテレビ番組の受信料のことだろう。
 NHKラジオは毎日聴いているが、受信料が必要だという話は聞いたことがない。
 テレビ受信料なら、未だかつて一度も払ったことがない。

西丸震哉『山の動物誌』

 山で出会う動物についてのエッセイ集である。
 1980年ころに書かれた文章が多いように見受けられるが、2008年現在、日本における人間と動物との関係は、ずいぶん変容した。

諏訪春雄『安倍晴明伝説』

 世界を認識することによって、人のよりよい生活に資するために、科学と陰陽道は同じように、天体や自然現象を分析する。

 釣り人の一人としてイワナの保護にかかわるようになって10年ほどになる。
 この間、秩父在来イワナの概略についての論文を1本書き、秩父在来イワナの概略についてのビデオを1本作った。

角田房子『閔妃暗殺』

 1895年に起きた朝鮮国王妃殺害事件に関する歴史ノンフィクション。
 この事件・この本に対しても、新右翼史観による攻撃がかまびすしい。

豊島修『死の国・熊野』

 日本人の精神生活の中に修験道が大きな存在だったのは、秩父に限ったことではないだろう。

雨宮処凛『プレカリアート』

 プレカリアートとは、非正規雇用・派遣労働などに従事する人々及び失業者など、不安定な就業状態にある人々を意味する。

笠原十九司『南京事件論争史』

 1937〜1938年にかけて起きた南京事件(南京大虐殺)が、日本人にどのように受け止められてきたかをまとめた書。

 合理的精神・国民国家・近代化・科学の進歩などの範疇を丹念に検討し、その限界性を指摘し続けている著者による、歴史哲学論。