2017年12月アーカイブ

澤地久枝『火は我が胸中にあり』

 竹橋事件に関する小説風ノンフィクション。

結城昌治『軍旗はためく下に』

 上官殺害・敵前逃亡など、太平洋戦争当時に起きた、語られない事件を描いた小説集である。

磯部浅一『獄中手記』

 二・二六事件のリーダーだった磯部元陸軍一等主計の手記・書簡集。
 処刑された磯部が言いたかったことが、この中でほぼ、言い尽くされている。

 対米交渉と国内の政治過程をていねいにたどることによって、開戦を決定するプロセスにどのような問題があったかについて、分析している。

米田一彦『熊が人を襲うとき』

 ツキノワグマによる事故の原因と対策についての最新研究。
 しかし、著者の結論は「私には分らない」である。

松本清張『昭和史発掘13』

 二・二六事件の判決と北一輝・真崎甚三郎の裁判について描いている。シリーズの最終巻。

松本清張『昭和史発掘12』

 二・二六事件の軍法会議について検証している。