大峯で千日回峰行を行った青年僧と禅僧の対話。
4世紀の列島に何が起きていたのかは、わかっていない。 そして、5世紀に入ると、『宋書』にいわゆる「倭の五王」が登場する。
この巻は、「通史」ではなく記紀の時代における、考古資料の意味について、作家が縦横に推理した叙述となっている。