現代人として生きることの意味について考える本。
言うまでもないことだが、「ニート」と蔑称されている人々に気合を入れようとする本ではない。
続きを読む: 中島義道『働くことがイヤな人のための本』
現代人として生きることの意味について考える本。
言うまでもないことだが、「ニート」と蔑称されている人々に気合を入れようとする本ではない。
長編小説『武田信玄』のエチュード的な位置にある短編集。
いずれも楽しめるが、「武田金山秘史」が興味深い。
古き時代の、渓流の記録。
釣りの話がたくさん出てくるが、釣行記ではない。
また、古き時代とはいえ、よき時代の話でもない。
修験道の教義をわかりやすく説いた書物を探しているのだが、なかなか見つからない。
この本を読んでみても、うなづける点はもちろん、多々あるのだが、目からウロコというわけにはいかない。
富士講六世の行者、食行身禄の伝記小説。
風前の灯とも言える山村暮らしの聞き書き。
対象は主として、丹波・丹後・湖北だが、聞取りが1981年頃とのことなので、それから30年がたとうとしている現在、ここに紹介された人々の多くは、もうご存命ではないと思われる。
濃尾平野下流部の輪中地帯における、洪水と河川改修の歴史を概略した本。
タネ本はおおむね、国土交通省の出版物のようだ。
中国の歴史にとって毛沢東が、混乱・混迷をもたらした疫病神だったことは疑いない。
この党の独裁者が毛沢東だった故に、中国共産党が権力を握ったことが中国民衆にとって幸福だったかどうかも、保留せざるを得ない。
文化大革命の渦中にあって、毛沢東らによって粛清された中国人民解放軍の指導者、彭徳懐の自伝。
自伝として発表するために書かれたものではなく、査問を受けるにあたって、彼が提出させられた、経歴書である。
毛沢東の伝記。
上下で1100ページを超える大著であり、脚注や参考文献は本には収録されておらず、出版社のサイトからダウンロードできるようになっている。