2019年8月アーカイブ

 この作品の文章は、とても美しい。

兵藤裕己『太平記<よみ>の可能性』

 太平記をめぐる日本史の認識について、縦横に論じた興味深い本。

 秩父郡小鹿野町の長沢(ちょうざわ)耕地の1950年代から1960年代ころにかけての暮らしを、子どもの目線から回想した本。

渡辺尚志『百姓たちの山争い裁判』

 村方騒動も多くの場合訴訟という形になる。
 その展開をていねいに見ていくと、小前の政治的主体形成を追うことができる。

黒田俊雄『寺社勢力』

 公家・武家とともに中世権力を構成した寺社勢力についての概説。