2017年9月アーカイブ

松本清張『昭和史発掘7』

 相沢事件とその前後における陸軍内部の論調について描いている。

美濃部亮吉『苦悶するデモクラシー』

 主として大正から昭和戦前期にかけての学問の自由に関わる諸事件を略述した本。

 満州事変前後の時代を、主として外交面からあとづけている。
 リットンの残した史料等が駆使されており、「日本」がどのようにして国際連盟から脱退したかを、鮮やかに描いた本である。

 日清戦争・日露戦争の諸問題に関する、戦史家の座談会。