日本人の自己認識が、総中流といわれる状況になったのは、1980年代だった。
頑張れば、あるいは努力すれば、貧困とは無縁の暮らしができると思われたからだろう。
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日本人の自己認識が、総中流といわれる状況になったのは、1980年代だった。
頑張れば、あるいは努力すれば、貧困とは無縁の暮らしができると思われたからだろう。
『山村で楽しく生きる』を読んだのは11年前らしい。
苗場山や鳥甲山に登ったことはあっても、栄村をほとんど見ていなかった。
熊野は海と山という、二つの顔を持ち、文化的にも一つのまとまりを持つ地域である。
古代に、山人・海人のどのような生活が営まれていたかがさほどわからない反面、独特の信仰が胚胎していたことは、かなり明らかになっている。
岩手県の近代製炭業史。
史料と聞き書きによって、各時代の木炭生産がどのような位置づけにあり、どのような人々が炭を焼いていたのかを概観できる。