2021年1月アーカイブ

高木俊朗『抗命』

 インパール作戦の全体を第31師団の動きをメインに描いた書。

 現地を含め、生存者からの取材を交えてインパール作戦の全体を素描した本。

シュトレビンガー『赤軍大粛清』

 1930年代半ばにソ連で起きた共産党と赤軍における逆クーデターの内幕を描いている。
 スターリン自身が陰謀の塊なので、本書は最初から最後まで、ソ連とナチスドイツによる陰謀ばかりが書かれていて、どこからどこまでが信用に足る記述なのか、よくわからない。

本田宗一郎『夢を力に』

 本田宗一郎氏の自伝と伝記と語録がコンパクトにまとめられている。

藤井一行『レーニン「遺書」物語』

 1922年から1924年にかけてのソ連共産党(ボリシェヴィキ)内部の路線・権力闘争を、グラスノスチにより明らかになった史料に基づいて描いている。

清武英利『奪われざるもの』

 ソニーにおけるリストラの歴史を書いた本。

藤田孝典『続・下流老人』

 著者は、死ぬ直前まで過労状態で働かねばならない時代が到来したと述べている。