歴史一般

木村茂光『ハタケと日本人』

 古代から中世にかけての「日本」における畑作の意味について、文献史料に基づいて考察した書。

網野善彦『歴史と出会う』

 まとまったテーマで書かれたわけでない小文集なので、著者は「竈の灰の燃え残り」と述べられているが、部分部分に考えるヒントが詰まっている。

網野善彦・石井進『米・百姓・天皇』

 網野氏が長年取り組んでこられたのは、「日本」とは何かということだったと思われる。

 江戸時代に国学が取り組んだのも、そのようなテーマだった。

伊藤和明『地震と噴火の日本史』

 四つのプレートの境界線上に隆起しつつあるという立地条件の上に成立している日本列島にとって、地震(及び津波)と火山の噴火は避けることのできない運命である。

 有史以来列島の民は、これらの天変地異によって手ひどい痛手をこうむってきた。

浪川健治『アイヌ民族の軌跡』

 アイヌ文化の成立は15世紀ごろという。

 この文化が分布していたのは、現在の北海道を中心とし、サハリン・千島・東北北部と、かなり広範囲にわたっていた。

村井章介『境界をまたぐ人びと』

 境界は、人為的に作られるものだから、なくすこともできる。バリケードがない境界は、存在しないと同じである。

 本書でとりあげられているのは、列島各地に存在した「日本」と外部との境界を行き来した人びとである。

森浩一・網野善彦『日本史への挑戦』

 サブタイトルに『「関東学」の創造をめざして』とある。
 「日本史」という学問分野を否定する書といってよいと思う。

 日本列島の生活文化に関する、考古学者と中世史研究者の対話。
 この列島の民が、どのように動いてどのように暮らしてきたのかを、ダイナミックに語っている。

吉村昭『史実を歩く』

 中村政則氏が、ご講演のなかで紹介されていた本。

飯沼二郎・堀尾尚志『農具』

 日本列島における農具の変遷をあとづけた書。
 農作業において、より便利な農具は欠かせない。

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