2008年5月アーカイブ

宇江敏勝『熊野修験の森』

 日本的精神とは何かという問題にも自分なりの見解を持たねばならないと思ってきたが、この年になってようやく、おぼろげながらその輪郭が見えてきたような気がする。

宇江敏勝『樹木と生きる』

 山林労働にかかわるもろもろのことを記録した本。
 サブタイトルに、「山びとの民俗誌」とある。

堤未果『ルポ貧困大国アメリカ』

 サッチャとレーガンに象徴される新自由主義経済が、これほど苛酷なものだと思わなかったのは、私を含む多くの日本人にとってまことに迂闊なことだった。