自由民権

松沢裕作『自由民権運動』

 自由民権運動の意味についてトータルに考えた書。

三浦進『明治の革命(新版)』

 自由民権運動に関する概説書。
 叙述の焦点は、政府打倒をめざす民権派の路線がどのようなものだったかにあてられており、民権派がどのような戦略・戦術を持って闘ったのかを解明しようとしている。

河田宏『日清戦争は義戦にあらず』

 秩父困民党の組織者だった柳原政男は、事件後服役したが、のちに日清戦争の軍夫として従軍して没した。
 その彼がどのような思いで、日清戦争と関わったのかを描いた小説。

加波山事件研究会『加波山事件』

 1954年に歴史を学ぶ学生たちによって集団執筆された加波山事件の復刻版である。

新井勝紘編著『自由民権と近代社会』

 自由民権運動は何だったのかを考える上で示唆に富む論集。

 編者が執筆されている第一論文「自由民権と近代社会」が、民権運動に関する総括的位置づけを行っている。

斎藤成雄『秩父に革命の嵐吹く 』

 秩父事件の顛末を描いた小説。

中畦一誠『やまなみ 残照』

> 著者は下日野沢に生まれ、現に在住されている。

 地元の人が隣組的目線で見た、秩父事件である。

吉村昭『赤い人』

 樺戸集治監の成立から廃止までを描いたドラマである。

 作者が吉村昭氏なので、作品は、よほど綿密な取材に裏打ちされているだろう。

 秩父事件のあとを時系列でたどった紀行文。

 いきなりで申し訳ないが、読むだけ時間の無駄というほかない。

河田宏『民乱の時代』

 秩父事件と甲午農民戦争の両方を体験した人物がいたという想定で書かれた歴史小説。

 二つの民衆蜂起の間には、10年の間隔があるが、共通する部分も大きいと思われる。

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