動物・生態学

米田一彦『熊が人を襲うとき』

 ツキノワグマによる事故の原因と対策についての最新研究。
 しかし、著者の結論は「私には分らない」である。

中村方子『ヒトとミミズの生活誌』

 世界におけるミミズの分布や生態について概説した本。

宇江敏勝『山びとの動物誌』

 同じく「動物誌」と題された本だが、西丸震哉氏の『山の動物誌』とは読後感がまったく違う。

西丸震哉『山の動物誌』

 山で出会う動物についてのエッセイ集である。
 1980年ころに書かれた文章が多いように見受けられるが、2008年現在、日本における人間と動物との関係は、ずいぶん変容した。

 現代文明が、人間をどういうところに連れていこうとしているのかを示した本。
 事実と論理に基づいて現代文明を論じているので、とても説得力があります。

松居竜五『南方熊楠 一切智の夢』

 南方熊楠の学問の持つ意味について論じた本。
 わたしの関心は、いかなる学問的背景が、南方熊楠を神社合祀反対運動に駆り立てたのかという点にあるのですが、

鶴見和子『南方熊楠』

 先月、ある人から、「おまえは南方熊楠を知っているか」と問われたのですが、今まで、名前程度しか知らなかったので、熊楠に関する本を何冊か、読んでみました。

 渓流のページに、おりにふれて書いていますが、わたしは、瀬音の森という有志団体で、渓畔林再生実験の活動に参加しています。

本田靖春『評伝 今西錦司』

 論文「イワナ属−その日本における分布」(1967)を書いた今西錦司とは、どういう人なのか、という関心から、この本を手にとりました。

柳内賢治『幻のニホンオオカミ』

 前の本と、タイトルが似ていますが、別の本です。
 著者(故人)は、昭和39年に、秩父の両神山でニホンオオカミと実際に遭遇したところから、オオカミを探し求める旅を始めたそうです。

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