2017年2月アーカイブ

 1980年から1991年にかけて、帝国海軍の旧将官・旧将校が中心となり、「反省会」と称して、太平洋戦争当時の海軍の軍令関係についてフリートークする会が催された。
 そこで語られた中には、組織や作戦に関するきびしいやり取りも含まれていた。

 「基地」と原発は次元が異なる。
 本書のテーマとしては、「基地」と「憲法」だと思う。

伊藤政徳『連合艦隊の最後』

 帝国海軍が太平洋戦争をいかに戦ったかを分析的に描いた書。
 主として作戦面での問題点を分析している。

大貫健一郎・渡辺考『特攻隊振武寮』

 特攻隊生還者とNHKディレクターが、特攻隊と生還者収容施設である振武寮の真実を語った書。

孫崎享『小説外務省』

 もと外務官僚が、尖閣問題をめぐるパワーポリティクスを描いた本。
 実在の人物が実名で出てくる一方、創作上の人物も登場する。

四方洋『宥座の器』

 グンゼの創業者である、波多野鶴吉の伝記。

島村英紀『火山入門』

 日本列島の火山についての概説書。コンパクトでとてもわかりやすい。

深沢七郎『笛吹川』

 戦国時代の石和周辺の村の一家に起きたできごとを淡々と描いた小説。

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