「日本」の森

 30歳前後の若い人々によって東京都檜原村で立ち上げられた林業会社・東京チェンソーズを、代表の青木氏の軌跡を中心に描いたルポ。

 青木氏には、仕事の関係で、チェンソーワークの実演を見せていただいたことがある。

根深誠『風雪の山ノート』

 幸か不幸か、「体育会系」と呼ばれる世界に身を置いたことがない。
 この本を読むと、それは幸いなことだったと思ってしまう。

平野虎丸『日本政府の森林偽装』

 国有林において、スギ・ヒノキをはじめとする人工林を育てるのは無意味かつ環境破壊であると主張する本。

宇江敏勝『森の語り部』

 熊野の山里にかかわるエッセイ集。
 内容は多岐に渡っているが、山里にかかわるさまざまなことが語られている。

宇江敏勝『熊野修験の森』

 日本的精神とは何かという問題にも自分なりの見解を持たねばならないと思ってきたが、この年になってようやく、おぼろげながらその輪郭が見えてきたような気がする。

稲本正『森の旅 森の人』

 稲本正氏による日本の森紀行。
 何人かの森紀行を読んでみたが、書き手の立場によって見るところが違っていて面白い。

宮脇昭『鎮守の森』

 『魂の森を行け』の宮脇昭氏が「鎮守の森」というキーワードについて熱く語った書。

宇江敏勝『森をゆく旅』

 西口親雄『木と森の山旅−森林遊学のすすめ』や井原俊一『日本の美林』など、森林紀行を何冊か読んできたが、学者による著作よりずっとリアルに、森が見えてくる本だ。

 回想記である『言い残したい森の話』以上に、森に関する蘊蓄とヒントに満ちた本。
 森に関する語りの部分には、知的刺激に満ちたテーマがあふれています。

田中淳夫『里山再生』

 前著と比べて極論と思える記述が目立ちますが、説得力のある指摘も多い。

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