2020年1月アーカイブ

 社会・経済・政治のグローバル化とは何が起きることなのかを、具体的に、しかしアフォリズム風に語った書。

小林哲夫『高校紛争』

 著者の略歴を拝見して、他人ごと的な記述の本なのかもしれないと危惧していたが、そうではなく、丹念に史実を追ってよく考えられた好著だった。

倉本一宏『戦争の日本古代史』

 4世紀末の高句麗との戦争以降の日本の対外戦争の特徴に焦点を当てた書。

田中利典『修験道入門』

 修験道とはそもそもなにかというところから説き起こし、修験道的観点からみた現代文明論にまで、論じられている。

中里介山『大菩薩峠』

 非常に長い小説で、作者が亡くなったことにより、収拾がつかない状態で終わっている。

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