2021年5月アーカイブ

大沼保昭『「歴史認識」とは何か』

 江川紹子さんの質問に対し、十五年戦争の戦争責任についての考え方を整理し、本質的で現実的な解決の方向性について、著者が語っている。

藤木久志『中世民衆の世界』

 戦国時代を含む中世の民衆生活を、制度と実態から生き生きと描いている。

色川大吉『困民党と自由党』

 再読。

上条宏之『地域民衆史ノート』

 信州の近代民衆史を掘り起こしている。
 普選要求運動について詳しいが、自分としてはやはり、自由民権運動に興味を惹かれた。

 主として田代栄助に焦点を当てながら、秩父事件の政治性を論証しようとしている。

遠藤鎮雄『加波山事件』

 40年ほど前に読んだ本を再読。
 加波山事件の概要をシンパシーを持って描いている。

 1984年における同大学の講演・論集。再読。

山本義隆『私の1960年代』

 全共闘運動を指導した著者が1960年代を振り返っている。
 この運動のコアに存在した思想がどのようなものかが語られていて、興味深い。

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