2018年3月アーカイブ

鳩山友紀夫『脱 大日本主義』

 「日本」の国家像に関する政治家のグランドデザインの提言。

 ネアンデルタール人の実像を探るシンポジウムの記録。

羽根田治『ドキュメント単独行遭難』

 単独登山での遭難事故のケーススタディ。

 レイテ島の戦いについて、戦闘そのものでなく、その背景をなすフィリピン人と日本軍の関係に焦点を当てている。

 太平洋戦争当時の日米の兵器の技術レベルや開発体制の問題について取材した書。

五味川純平『ガダルカナル』

 ガ島作戦の一部始終を記述している。
 朽ちていった命への愛惜と、その場限りの作戦で命を消耗させた指揮官・参謀への憤りに満ちている。

粟屋憲太郎『東京裁判への道(下)』

 上巻に引き続き、東京裁判における容疑者の選定、731部隊の免責、起訴対象者の選定等に関する事情を紹介している。