著者は、20世紀は唯物史観が破綻した時代ととらえているようだ。
著者はもちろん、唯物史観だけを目の敵にとしているわけではない。
続きを読む: 内山節『「里」という思想』
著者は、20世紀は唯物史観が破綻した時代ととらえているようだ。
著者はもちろん、唯物史観だけを目の敵にとしているわけではない。
BC級戦犯裁判は、裁判自体の正当性の面でも杜撰さの点からも、歴史的に未解決の問題として残されている。
朝日連峰を歩いたとき、どこかで見た観光案内に「空気神社」がのっていたような気がする。
しかし、「神社」というからには鳥居と本殿のある神社なんだろうと思い、さほど興味をひかれることはなかった。
ずいぶん以前に読んだ本の再読。
1919年に朝鮮半島で起きた三・一独立運動に対し、日本政府は残忍な弾圧を加えた。
淀川流域のイタセンパラ保護活動を行ってこられた木村氏による、イタセンパラ絶滅に至る経過報告であり、読んでいて胸が痛くなる本だった。
サブタイトルに「岩魚と加仁湯交遊録」とある。
著者は、奥鬼怒岩魚保存会初代会長。
本書によれば奥鬼怒岩魚保存会とは、1975年に設立された会で、
1201年秋に行われた後鳥羽院の熊野詣りに同行した藤原定家の『熊野御幸記』の記述をもとに、定家の道中を追体験させてくれる本。
稲本正氏による日本の森紀行。
何人かの森紀行を読んでみたが、書き手の立場によって見るところが違っていて面白い。