大和盆地の東縁を歩いてきた。
まずは、室生に行って、室生寺を拝観。
全山がスギの巨木に覆われており、密教寺院らしい迫力に満ちた境内だった。
こちらも真言密教のお寺だが、門前町があって、古くから賑わっていたことが想像できた。
奥の院への道 巨杉の並木
堂宇の諸仏もすばらしいが
同じ真言密教といっても、室生寺は修験の匂いが濃厚なのに対し、長谷寺は門徒のオルガナイズに長け、ある意味では俗っぽさを全面に出したお寺のように感じた。
山が神体だという原始の匂いのする神社だが、拝殿は立派なもので、善男善女で賑わっていた。
この神社については、もう少し考えたい。
長谷寺 登廊
神体 三輪山
箸墓 調査が待たれる
その足で、広い道路を北へてくてく歩き、箸墓を見た。
近年、卑弥呼の墓だというムードができつつあるのだが、学問的にはまだ、全く未解決のはずだ。
いずれにしても、一帯を邪馬台国に比定する説がある程度の説得力を持つのは事実だから、ここももっとじっくり歩きたいところだ。
ここまで歩いて、時間切れ。
朝は雨模様だったが、午前中には晴れて、ひどく蒸し暑くなった。
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