講習会場の学校に行って、自分の知っている昔の一般的大学と、あまりに異なるのに、驚いた。
キャンパスに立て看が林立していない。
割れたスピーカー音のアジテーションなど全く聞こえない。
アジビラを撒く学生の姿もなければ、風に舞い飛ぶ紙切れもない。
あたかも管理の行き届いた公園か、ホテルのような雰囲気である。
前期試験の最中らしく、学生の姿も見られたが、とても小奇麗な格好をしており、半分労働者のような、菜っ葉服を着た若者など、見かけなかった。
今日の勉強は「ホームページの作り方」だったが、説明が速くて、とてもついていけなかった。
さほど難しいことを習ったわけではないが、講義のあとすぐに行われた試験は、あまりできなかった。
試験が終わって下校した後、近くの古刹を拝観しようと出かけたが、当然のことながら、山門は閉まっていた。
試験が終わるのは毎日、5時過ぎだから、勉強したあと観光しようというのは無理のようだ。
帰りの電車を待っていたら、派手にペイントされた車輌が目についた。
学生時代に「スト権スト」が行われ、国電が汚らしく落書きされていたのを思い出したが、今はずいぶん、太平楽な時代になったものだ。
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