関西方面から帰宅した。
2日と今日は、終日移動していたので、実質的な滞在は4日のみ。
この日は、二上山に登って当麻寺にお参りした。
二上山はライトな山だったが、当麻寺は、伽藍も広大だし、諸仏像や宝物類の存在感が凄くて、一回りすると頭が痛くなるほどだった。
この規模のお寺にお参りするには、一日一ヶ寺を、十分時間をかけて、休憩をはさみつつ拝観しないと、ほんとに疲れてしまう。
暮れ以来、武蔵における役の行者関連の寺院等を回っていたところだが、当麻寺本堂でも、堂々たる役の行者座像に出会った。
金堂の弥勒菩薩を守護する四天王は、役の行者が百済から飛来させたと、いかにも思わせぶりな口伝があるようだ。
ちなみに四天王像(多聞天をのぞく)は、白鳳期の乾漆像だが、その表情はイラン人を思わせる。
ここには、古代史における、奇想天外な未知の事実が隠されているのではないかという気がする。
頭を柔らかくして考えれば、その謎が解けるかも知れない。
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