越生・都幾川巨木めぐり

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石像墓石

 年の瀬も押し詰まってきたが、自由になる時間がとれるのは希有なことなので、また越生に出かけた。
 今月になって、越生に行くのは5度目なので、今日あたりは通勤気分だった。

 梅林でバスを降りて、まずは梅林神社を参拝。
 秩父で氷点下4度を下回る、非常に寒い朝だったが、スダジイやツバキなどが生い茂り、ちょっと南国ムードのある社叢だった。

 ここから歩き始めて、石仏など見ながらまずは、山入の大楠を見に行った。
 話にたがわず、巨大なクスで、紀州あたりの木にまさるとも劣らない凄い木だった。

 山入から山道で都幾川村に出て、まずは大附日吉神社に参詣。
 大津の日吉大社が延暦寺の守護神であるように、こちらが天台宗系の慈光寺の守護神の位置にあることは、容易に想像できる。
 ここの本殿裏の大ケヤキも凄かった。

 ここから西へ下って行く途中に、西平の大カヤがある。
 説明板には樹齢1000年と記されている。
 寺社の境内に植えられた大カヤはときどき見るが、山の中にこんな巨木があるとは驚きだ。

 さらに少し下って、今度は萩日吉神社。
 こちらも、慈光寺と対峙する位置にあり、ワンセットで考えられるべき神社だと思う。
 日吉神社としては当たり前なのかも知れないが、猿の狛犬は、とても珍しかった。
 ここには、杉の巨木が二本(児持杉)あり、境内の至るところに大きな杉が植えられていた。

 さらにしばらく歩いて町中に出て、関堀の大イチョウを見て、巨木めぐりは終了。
 直売所でみかんを買って、あとはのんびり、明覚駅まで歩くだけだった。

 帰宅前に畑に寄って、枯れ草燃しと早春野菜用のマルチかけ。
 日没にて終了。

 写真は、山入集落奥で見た石像墓石。
 万延元年という年号があるから、幕末である。
 戒名からして、童女か若い娘さんの墓石と思う。

 リアルな表情から、子を亡くした親の悲しみが感じとれる。

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