赤沢宿

| コメント(2)

OLYMPUS E-510+ZD14-54mm F5.6 1/640 ISO100

 熊野と甲州の旅から帰宅。
 遠方なので、移動に時間がかかったが、好天にも恵まれ、事故なく行ってくることができた。

 熊野では、新宮(熊野速玉大社)を見学したのち、湯ノ峰温泉泊。
 翌日は、小雲取越を歩いた。

 さらに一昨日は山梨県早川町に移動して、奈良田の民俗資料館・白籏史朗写真館の見学と、町内の大木見学。

 昨日は午前中、大木見学の続きと身延町のO川で毛鉤振り。
 午後から日本上流文化圏研究所主催による内山節in早川町 早川の明日を考えるー哲学の視点からというイベントに参加。

 内山節氏の講演と大西暢夫氏の『水になった村』の上映、及び山村「活性化」のための果てしない議論という催しで、たいへんエキサイティングな内容だった。
 お声かけいただいた鎌倉おやじさんに感謝。

 本日は、午前中いっぱい議論を聴いたのち、参加者のKさんのご案内により、早川町の赤沢地区を見学した。

 こちらは、身延町にある日蓮宗総本山久遠寺と山岳修験の山だった七面山を結ぶ信仰の宿だった村だが、歴史的景観や建造物が地域ぐるみで保存されている。
 残された建物や資料類も素晴らしいが、村の内と外の力を集めて、そうした取り組みがなされていることがじつに貴い。

 写真は、赤沢宿の一角にあった石造物。
 「道祖神」と彫り込んであるが、かつては、この上に石像がのっていたのかもしれない。

 鮮やかな黄色いプリムラと道祖神とがよくマッチしていると思った。

コメント(2)

お疲れ様でした。
自分はまだ赤沢も民俗資料館も行った事がありません。今度行かねばと思っております。

身延で釣りまでとは恐れ入りました(笑)自分は今期まだ竿すら持っていません。

内山さんの話を聞いて、まだまだ自分の思想や作法の超未熟さを感じました。

あの後、Kさんについて赤沢宿を訪ねたのですが、相当な傾斜地に建ち並ぶ古い家並みに圧倒されます。
 秩父ととてもよく似た景観でした。

 Kさんは、宮本常一氏の直弟子であられるそうで、おそばをいただきながら、興味深い話を伺うこともできました。

 赤沢は修験の七面山と日蓮宗の身延山との中間にあって、中継基地として機能していたようです。
 修験と日蓮宗とが教理としてどのように整合していたのか。
 日蓮宗についても修験についても知識が浅いので、うまく理解できておりません。

 勉強しなくてはならないのはもちろんですが、やはり二度三度と行って見て歩いて釣ってみない(^^;と、理解できないんじゃないでしょうか。

 私も宿題をたくさんいただいて帰ってきました。

コメントする

2023年7月

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

アーカイブ

カテゴリ

最近のコメント