冬来たるブナ林

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OLYMPUS E-510+ZD14-54mm F11.0 1/25 ISO100

 21日に登った百里ヶ岳は、近江と若狭の国境にある野坂山地の一峰である。
 北山・比良・野坂周辺に位置していて、縦走が可能で、立派なブナ林がある山を探していて見つけた。

 湖南や生駒一帯とは異なり、奈良や京都からここまで離れると、遷都・寺社造営・城郭建築などのための大伐採とも縁が薄かったようで、ところどころに大木・巨木の森が残されている。
 しかし拡大造林の時代には徹底的なスギ植林が行われたようだ。

 季節は晩秋と初冬の境界だから、ブナきのこが見られるかもと期待して出かけたのだが、積雪のないところでクリタケやチャナメツムタケ、スギヒラタケなどが出ていた程度で、上部のブナ林はすでに雪に覆われていた。

 山頂近くでは、若狭側から冷たい強風が吹きつけており、山の上でまったりする余裕はなかった。
 それでも、雪に埋もれ始めたブナ林の姿を見ることができて、とてもよかった。

コメント(2)

吉瀬様 今晩は。
百里が岳に行って来られたのですね。
湖西部というだけで、訳も無くうれしくなる私ですが。
ブナ林の雪景色をこうしてPCの画像で見られるなんて。
やはりうつくしいです。
杉の植林は「北山杉のようなブランド杉」をつくって売りにしたかったらしいです。結局は頓挫したわけですが・・・。

三国岳のブナ林にも行ってみたかったのですが、そちらは次回ということで、百里ヶ岳に行きました。
 ブナに雪がよく似合っていますね。

 野坂山地は北山の続きですが、北山杉のブランド名は使えないのですね。
 気候的にはほとんど同じですし、荷造りテープを巻いた獣害防止策も、まったく同じように施されていました。
 しいていえば、北山より朽木の方が、鹿の密度が濃いように感じました。

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