自助な時代

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 政府の決定により、万が一陽性になった場合、健康保険に入っていても、必ずしも検査・診療・医療が受けられるとは限らなくなった。
 こちらの体験談あたりを読むと、いざというときに、国家は必ず国民を見捨てるという経験則の正しさが、改めて痛感される。

 しかし、軍隊に入れられたわけではないので、武器も食糧もなしに絶望的な突撃を強いられるわけではない。
 コロナから身を守ることは、国家から身を守ることである。

 前内閣は、嘘をつき、ごまかし、記録と記憶を改ざんする国家を作った。
 現内閣は、自分の地位やメンツのためには、国民の生命など鴻毛より軽いんだと考えている。

 近代政治学の常識では、このような国家は、国家の名に値しないが、政治家をいくら罵倒しても、おそらく何も感じないのだから、意味がない。
 現状、自分の命は自分で守るしかない。

 人との接触を避けることが最も重要なのだが、自分は人と接するのが仕事だから、そんなわけにもいかない。
 早晩、感染は避けられず、「自宅療養」必至だと観念して、医師によるこんなアドバイスに、耳を傾けよう。

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