前著と同じく、秩父事件は革命をめざした自由党員による武装蜂起であり、田代栄助ら最高幹部は逃亡したのではないと主張している。
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前著と同じく、秩父事件は革命をめざした自由党員による武装蜂起であり、田代栄助ら最高幹部は逃亡したのではないと主張している。
独ソ不可侵条約(1939.8)から日ソ中立条約(1941.4)に至るファシズムとスターリニズムの暗闘を描く好著。
ファシズムが権力を握り、巨大な軍事ブロックを形成した1930年代末の世界において、スターリンとソ連がどのような役割を果たしたかについて、ていねいに分析している。前巻に引き続き、好著。