2023年9月アーカイブ

黒沢正則『広域蜂起 秩父事件』

 前著と同じく、秩父事件は革命をめざした自由党員による武装蜂起であり、田代栄助ら最高幹部は逃亡したのではないと主張している。

不破哲三『スターリン秘史3』

 独ソ不可侵条約(1939.8)から日ソ中立条約(1941.4)に至るファシズムとスターリニズムの暗闘を描く好著。

大木毅『独ソ戦』

 第二次世界大戦全体の中に独ソ戦を位置づける視点がやや乏しいのだが、戦闘の局面ごとの分析は詳しい。

不破哲三『スターリン秘史2』

 ファシズムが権力を握り、巨大な軍事ブロックを形成した1930年代末の世界において、スターリンとソ連がどのような役割を果たしたかについて、ていねいに分析している。前巻に引き続き、好著。

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