イラク戦争は、いよいよめちゃくちゃな様相を呈してきたように思います。
この戦争、ほんの一ヶ月前までは、イラクが隠している大量破壊兵器を放棄させるという大義名分が叫ばれていたはず。
それが早くも、「イラクの自由」のためと変わってしまいました。
アメリカは、戦争開始一週間にして、早くも、れっきとした核兵器である劣化ウラン弾や、子どもを標的にした「悪魔の兵器」と呼ばれるクラスター爆弾を使用したことを認めています。
また、イラクが保有を認められていない長距離巡航ミサイルを使って、バグダッドを自在に爆撃しています。
イラクが生物・化学兵器や核兵器をひそかに開発するのは許されません。だからといって、アメリカならどんな残忍な兵器を開発・保有し、使用しても許されるのでしょうか。
そんなバカな話はないでしょう。
戦況に関する報道は、イラク・アメリカ双方のバイオスがかかっている(特に日本国内の報道はアメリカの代弁ばかり)ので、正確なことはよくわかりません。
しかしどう見ても、アメリカ側のプレス発表には、ウソや捏造がたくさん含まれていると感じます。
イラクのテレビ周波数を乗っ取ったり、工作員を使った分裂工作も、始めています。CIAの暗殺チームを送り込んで、政府要人の殺害などもおこなっているとのこと。
国家主権も何もあったものではありません。
わたしはイラクの味方をするつもりはありませんが、アメリカのやり方は汚いし、傲慢だし、決して許されないと思います。
アメリカはどうして、こんな国になってしまったのでしょう。
戦争の行方もまだ定かではありませんが、アメリカは、国連中心の復興支援ではなく、アメリカ中心のイラク再建をめざしているらしい。
インフラ再建の原資は、最終的には原油代金で決済させるという話も。
いよいよ、ブッシュのオイルコネクションのシッポが見え隠れしはじめました。
そしてわが日本はというと、指導者たちは、「戦争はどんな形であれ、残酷だと思います」とか「戦争ですから、そんなに早くはかたはつかない」とか、アメリカ高官の発言をそのままオウム返しにしゃべっているだけ。
何も考えずにアメリカにもたれかかることしか、できないのが現状のようです。
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