菅内閣が、静岡県にある中部電力浜岡原発の停止を「要請」した。
管氏は、法的に「命令」や「指示」が不可能だから「要請」するのだと言っているから、事実上の「命令」だと受け止めていいと思う。
「専門家」の意見も聞いただろうが、菅・海江田・枝野・仙谷・細野の5人の政治家の話し合いで6日にこれを決めたと述べている。
日本のリーダーに、理性が残っていたことを安堵する。
菅内閣の決断は、浜岡原発の廃止ではなく、防波堤など、津波対策を「十分」に行うまでの停止に過ぎない。
福島第一は、地震の際には自動停止したが、津波によって大事故を起こした。
しかし浜岡が地震に対し安全だという保証などない。
浜岡原発から8km以内周辺には8本の活断層が知られており、ほかに3本のリニアメント(活断層の疑いがある)があるが、そのうち2本が原発敷地内を走っているという。
危険極まりないこの原発をとりあえず止めろというのは、まともな理性があれば当然考えつく結論である。
原発は、停止していても、福島第一4号機のように、冷却系が止まれば崩壊熱によって爆発する。
津波対策ができたらもう大丈夫などと言えるものではない。
大至急、廃炉にして撤去したほうがよい。
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