冬型天気図となり、晴れ予報だったので、運動不足解消を兼ねて、久しぶりに精米山行。
この春にいただいた古い精米機では、糯米の籾摺り・精米ができないのである。
となれば、佐久・上田周辺に出かけなくてはならない。
そんなわけで、長野県青木村の十観山を歩いてきた。
大休止を入れても往復2時間強の、軽い散歩だったが、西からの季節風はさすがに冷たかった。
広く伐開された東側はとても見晴らしがよく、近くの夫神山・独鈷山や中景の浅間連峰などが一望できた。
北アルプスのある西側も、カラマツの疎林なので、樹林越しの展望はよかったのだが、標高2800メートル内外より上部には部分的に雲がかかり、残念ながら、すべての山をはっきり視認することはできなかった。
写真は、青木村にある「宝暦義民の墓」から望んた十観山。
「宝暦義民の墓」とは、宝暦11(1761)年上田藩宝暦騒動の指導者として捕縛され、死罪となった百姓清水半平の墓である。
宝暦年間は、江戸時代民衆闘争の一つの画期で、飛騨で起きた郡上一揆などもほぼ同時期に起きている。
秩父郡小鹿野町では天明3(1783)に打ち壊しが起きているが、これもまた近い時期の一揆である。
糯米約9キログラムは、無事に精米してくることができた。
コメントする