二日続けて季節風が吹いて、気温が下がった。
例年だとそろそろ落ち葉かきの季節になるのだが、今年は堆肥作りをしない予定。
例えば、産経ニュースには、文京区は6日、区立根津小学校の落ち葉でつくった堆肥から、国の暫定基準値(1キログラム当たり400ベクレル)を超える1488ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表したという記事があり、文京区あたりで作られた落ち葉堆肥から、かなりの高線量が出ている事実がある。
杉林のセシウムの蓄積量のうち約50ないし90%が落ち葉の層に集中。広葉樹林では90%強が落ち葉だったという読売新聞の記事もある。
関東地方の周縁部(つまり当地など)は3月11日ののち、風向きの関係で、放射性物質が比較的多く降下していたらしい。
つまらない風評を立てられても困るので言っておくが、福島第一原発事故の際に放出された放射性物質は、東北・関東にとどまらず、日本列島の隅々にまで拡散している。
たとえば西日本でも、中国山地や四国山地、滋賀・岐阜県境や京都市北山一帯など、高線量が予測される地域は、いたるところに分布している。(アメリカ宇宙研究大学連合(USRA)によるシミュレーション結果はこちら)
放射性物質は、この列島を覆う森林土壌に蓄積されている。
落葉樹であれば、今年の落ち葉は、事故のあと開葉したものなので、放射性物質に汚染されていないはずなのだが、去年の落ち葉はダメなのである。
今年の落ち葉と去年の落ち葉を厳密に分別することができないので、簡易線量計があれば、いちいち測定することもできそうだが、今のところ所有していないので、とりあえず、今年は見送りなのである。
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