上野村の袖萱(ソデガヤ)から塩ノ沢峠を歩いてきた。
袖萱とは、塩ノ沢峠から南下する尾根が東西に分かれるところ(楢沢峠)から西に少し行ったところにある1232メートル標高点ピークである。
萱と名のつく山名はこのすぐ近くに、金剛萱(二万五千図「下仁田」)がある。
おそらく江戸時代以前に、カヤ刈り場だったのだろう。
名前からしてちょっと期待できそうな大栃沢から登り始めたのだが、途中でまたも道をロストして、木の根頼りに急斜面をずり登ってピークに立った。
道を間違えなければ、袖萱には行けなかったと思うので、まぁ、よしとする。
その後、楢沢峠から塩ノ沢峠へ歩いたのだが、塩ノ沢峠への旧道は、森林作業道開削のため、残念なことに、ほぼ消滅していた。
楢沢峠と塩ノ沢峠は、上野村の楢沢集落から、現在の南牧村を経て下仁田に出る、重要な峠だったと思う。
多少物好きなハイカー以外に歩く人が絶えた今、道形もかなり薄くなっていた。
帰りに、上野村向屋の「ヴィラせせらぎ」で汗を流し、畑に寄って、トンネルに潅水してから帰宅。
コメントする