本日は、書籍とイベントのご案内。
12月15日(木)に所沢で、「山里の記憶・秩父の冬」と題する黒沢和義さんの講演会がある。
会場や時間など、詳細はリンク先参照。
12月18日(日)に皆野町のムクゲ自然公園で、『水になった村』(大西暢夫監督)の上映会。
ご存じの方も多いと思うが、岐阜県徳山村が廃村になったあともなお、そこで暮らしていた人々の記録である。
写真のパンフレットは、鎌倉おやじさんにいただいたものである。
カメラマンである大西氏が、この春から夏にかけて、東日本大震災の被災地を取材して、『岐阜新聞』に連載したものの抜き刷りである。
東北を歩く大西氏のまなざしは、徳山村を歩いたときと変わっていない。
人災でもあったこの震災だが、加害した者を声高に告発することもなく、政治の責任を叫ぶこともしない。
彼のレンズは、悲しみに暮れ、不安におののく人々の心に寄り添い、ひたすら共感する。
黒沢さんの「面影画」の世界と、重なる。
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