ジャガイモが登熟するのは梅雨時だが、必ず、晴れた日に掘らねばならない。
このように矛盾するのは、ジャガイモがアンデス高地原産の植物だから。
貴重な梅雨の晴れ間となった今日、ジャガイモ掘りがはかどったのは、幸いだった。
スタールビーの大半とジャンボニンニクの掘りあげ。
あとは大除草で、日が暮れた。
写真は、和名倉山のコメツガ林。
和名倉山には原生林がない。
山頂一帯のシラビソ林もコメツガ林も二次林だし、カラマツ林はもちろん、人工林である。
若いダケカンバが多いので、林相がなおさら平凡に見える。
そんな中で、いい感じなのは、二瀬尾根上部のコメツガ林である。
かつてここに林立していたコメツガはことごとく伐採され、至るところに巨大な切り株が見えている。
このあたりはスズタケもダケカンバも生えてこなかったために、コメツガ若木の生育は順調で、苔に覆われた林床は、いかにも奥秩父らしい。
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