惜別のソメイヨシノ

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大麦
小麦



 引き続き、サクラの薪割り。

 今割ってるのは、中学校の庭にあったという、ソメイヨシノの丸太だ。

 昨年も、別の中学校の庭のソメイヨシノを割った。

 戦後、教育の機会均等が教育行政の目標とされるようになった。

 どこの村にも、小学校はもちろん、当然のことながら、中学校も建設された。

 そして、中学校の庭には、ソメイヨシノが植えられた。

 そのソメイヨシノが植栽後50-60年を経て大木になり、そろそろ寿命を迎えつつある。

 中学校もまた、町村合併やそれに伴う統廃合によって、続々と廃止されつつある。

 地元の子どもを地元で育てる時代が、ソメイヨシノとともに、終焉しようとしている。

 地元の子どもを地元で育てたほうがいいことくらい、誰だってわかっているのだが、それだと、過疎化の進む山間部に学校をいつまでも置いておかねばならず、経済効率が悪いのだ。

 学校がなくなれば、いずれそこで暮らすことさえできなくなるというのに。

 午後は畑に行って、豪雪のために梁が折れて倒壊しそうな掘っ立て小屋の修理。

 まだ完全には修理できないが、とりあえず倒壊しない程度まで直した。

 アスパラガスに追肥。

 今できているのは、三陸つぼみ菜と宮ネギくらいで、宮ネギはそろそろ食べつくしそうだ。

 アスパラガスがどんどん伸びてきてくれることが望まれる。

 大麦と小麦が元気だ。

 いずれも今回、品種を変えて、大麦は弥富モチ、小麦はユキチカラを作っている。

 弥富モチは乾燥した寒さに耐えきれないかと案じて、一部マルチ栽培にしたのだが、豪雪で久しく雪の下にあったにもかかわらず、ほとんど問題なく生育している。

 里山では、ソメイヨシノより先に、山桜が満開だ。

 この時期の里山を見ると、こんなにたくさんの山桜が生えていたのかと驚くばかりだ。

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