現況

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 避難所で亡くなる人が出始めている。
 一方、避難することもできず、取り残されたままの人が9200人というニュースを今朝聞いたのだが、そちらはどうなっているのだろう。NHKラジオの夕方の番組にいつも出ている自称ジャーナリストという人物(飲み屋でクダを巻いているような発言ばかりしている人)が、今日は「今の一番の問題は避難所だ」と言っていたが、それだと、救助を待つ人は二の次でいいということにならないか。

 福島第一原発では、決死の作業が続いているが、情況は、はかばかしくない。。

一方、毎日.jpは、「保安院は、福島第1原発に通常7人いる、安全を監督する立場の保安検査官が17日までに、福島県庁に避難して一人もいないことを明らかにした」と報道している。
 この人たちは、今まで何をしていたのか。保安検査官とは、何をする人なのか。国民には、とうてい理解しがたいことである。
 福島第一原発について、昨年6月に彼らが出した「保安活動は良好なものであった」というお墨付きがここ(PDF)にある。

 ろくに何も見ないでお墨付きを出すだけで、給料がもらえるのだろうか。
 やばくなれば住民より先に逃げても、給料がもらえるのだろうか。
 経済産業省とは、そんなにお気楽な役所なのだろうか。
 『官僚たちの夏』の世界は過去のものなのだろうか。

 現在起きている事態の原因は、地震の際に原子炉が停止しなかったことではない。原子炉が停止した後、炉心や燃料プールを冷やす冷却水が送れなくなったことによって発生した、崩壊熱による燃料の過熱が問題なのである。
 このことについては、津波の際の引き波や、瓦礫が取水口に詰まることによって取水できなくなることが、ちょうど1年前に共産党によって指摘されている。
 この記事は、「経済産業省原子力安全・保安院では今回、原発での津波への備えとして、各原発で野外作業を停止することなど確認したとしていますが、原子炉停止などは必要ないという見解です」などとも書いている。

 別の記事には、東京電力の社長は国民政治協会(自民党)に対し、30万円を献金しているとも書いてある。
 30万円もらったから津波対策をサボっていたわけでもあるまいが、不見識な話である。

 今日は、二度の計画停電があり、子どもたちは暗い教室での勉強を余儀なくされた。黒板の字が見えなかった子も、電車が動かないので学校に来ることができなかった子もいた。
 そんな中でも、子どもたちが被災者に向けた募金活動を始めた。
 なんて優しいんだろう。

 市内の大規模店舗はすべて閉店し、コンビニの駐車場は車であふれていた。
 相変わらず、なんでも買いだめる、大人のパニック情況はひどいものだ。
 どういうわけか、個人商店の種ジャガイモまで品薄になっている。
 通勤に必要なガソリンが少なくなってきたが、給油に行ってる隙がないから、どうにもできない。仕方がない。

 どういうわけか、震度3から4程度の地震がおさまらない。
 ついさっきも、かなり揺れた。

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