人馴れしたシカ

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シカ

 山に行ってた日以外はほぼずっと、2時間ほどの超過勤務。
 ホームページのメンテどころか、農作業も、仕事そのものさえまともにやれない多忙状態がずっと続いている。

 とにかく、雲取山に行けてよかった。

 その雲取山だが、以前白岩山一帯にシカが出現することを書いた(こちら)。
 ここのシカにはその時以来の遭遇だが、以前に比べて甚だしく人馴れしているように思えた。

 奈良公園の家畜みたいなシカではあるまいし、山の中で人にあって疾走して逃げないシカとは、おそろしく不自然な動物である。
 当地一帯でシカは、有害獣として駆除(つまり殺してしまうこと)の対象である。
 増えすぎたシカは殺してしまうほかないのである。

 写真の一頭は、お清平にいたものだが、人を見て逃げるどころか、モノ欲しげに近寄って来さえした。
 そのようなシカが、野生に存在してはならないはずだ。
 野生のシカに餌を与えるような人間がいたとすれば、それこそ万死に値する。

 スズタケが枯れ、シカの生きる条件は狭まりつつある。
 シカは生きるために樹皮を食い荒らし、樹木は枯れつつある。
 このままでは、生態系に危機が訪れる。
 シカを増長させたのは人間だから、その責任は人間がとらなければならない。
 責任のとり方とは、シカを駆除することしかない。

 餌を与えて野生を堕落させるのは、罪の上塗りだ。

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