OLYMPUS E-510+ZD14-54mm
紀州・熊野の果無山脈を歩いてきた。
はてなし、という山名に惹かれたのも大きいが、紀伊半島の1000メートル内外の山の姿を見てみたいという気持ちもあった。
今まで歩いてきた熊野古道は、植林地以外は、ウバメガシなどの常緑樹の二次林が多かったのだが、意外なことに、稜線はブナとヒメシャラの自然林なのだった。
龍神村から登り始めた21日は天候に恵まれたが、夕方には強風が吹き始め、幕営した夜半には雨となった。
22日には熊野古道を歩いて、奈良県十津川村に下山した。
写真は、果無山脈から展望した熊野の山。
この山襞に、無数の人生がある。
そびえ立つ障壁のような高山より、暮らしの匂いのする、重畳たる山並みがとても好きである。
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