瀬音の森二人展

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 東京に行って、今日は頭と心を耕してきた。

 午前中は、上野の国立科学博物館で特別展「菌類のふしぎ--きのことカビと仲間たち」を見学。

 上野駅から東北行きの列車に乗ったことかあるが、駅周辺を歩いたのは、初めてだった。
 観光客でもビジネスマンでもない人々が行き交い、ちょっとのどかな街だなと思った。

 企画展は、むずかしい内容をわかりやすく展示してあって、楽しめた。
 自分としては、実物をほぼそのままの形で保存できるという、きのこの凍結乾燥・樹脂含浸標本とはいかなるものか、興味を持って出かけた。
 きのこの形は確かにそのままだったが、色はさすがに褪せていて、やや期待はずれだった。
 凍結乾燥・樹脂含浸標本に色を塗れば、さらに実物に近いものが作れるのではないかと思う。

 その後、銀座に移動して、kurooさんと澤田稔さんの瀬音の森二人展を見に行った。

 澤田さんの作品は、ペン画やパステル画。風景が主だが、瀬音の森の会報に挿入されていた花や葉っぱの絵の原画が飾られていた。

 kurooさんの山里の記憶は、ホームページでも見ることができるが、原画を見せてもらえる機会はめったにない。

 山里の暮らしに欠かせない技(わざ)と食。
 斜面を登り下りしながら人生を刻んできた人々の笑顔が、たくさん描き込まれている。
 作品をのぞき込む人々の顔が、思わずほころんでしまう絵であり、古い記憶が一気によみがえってくる絵である。

 二人展は16日(火)まで。
 ぜひお出かけいただきたい。

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